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園長先生のお部屋

2013年12月  ― 師走の園生活点描 ―

13年12月10日

 

9月末の運動会の頃は、まだ、暑く、半袖で過ごしていましたのに、2ケ月しかたたない12月の初めの今、寒さに身震いし、暖房なしでは過ごせない時となってしまいました。私などは時のたつ速さに振り廻されるばかりです。が、子ども達にとっては2学期のこの2ケ月の間も充実して長い期間だったことでしょう。運動会に向けて準備してきた9月。そして運動会を迎え、出来なかった事ができる様になったり、友だちと一緒の楽しさを味わい、又、友だちの優しさに触れ、クラスのまとまりができたり等、運動会を通して一回りずつ、大きくなった子ども達です。天候に恵まれた10月、11月は園外への散歩等でも様々な経験をした子ども達です。秋の遠足はどの学年も春の遠足とは較べものにならないほど、健脚になって牛伏寺まで行ってきました。春から秋までの数カ月間、日々の園生活で体を使った遊び、マラソン、園外保育など様々な経験の中でしっかりした体になった子ども達です。体の育ちだけでなく、それと同時に友だちと一緒に喜び、楽しさを味わい、やり遂げた満足感など心も体と共に育ってきました。

― 12月 うれしいこの時 ―

 そして、12月の今、子どもたちはイエス様の降誕を皆で祝う準備をし、神さまに喜んで戴ける子どもになろうと努力し、クリスマス会を楽しみに待っています。4月に入園した、年少児にとっては、何もかも新しいことずくめです。ですが、この8ケ月の園生活で神さま、イエス様に守って頂いている事、クリスマスの本当の意味も知りました。クラスの皆と力を合わせて活動するルールも身に付いてきています。成長著しい子どもたちです。

― クリスマス祝会に向けて合奏の練習の時にこんな楽しい事がありました。―

どの学年もクリスマスのお祝いに合奏をします。先日、年少、年中の練習を見せてもらいました。

どのクラスの子ども達も嬉しそうに、又、集中して歌と合奏をしてくれました。特に、年少さんは

初めて楽器に触れ、パート毎に演奏する事も、聞いている時のある事も初めてだったことでしょう。約束事をしっかり守って真剣そのもので演奏していました。この健気な姿に入園当初の不安な姿が重なって、改めて成長のすごさを実感しました。年中さんの番になってある子どもが私に話しかけてきました。「あのね、僕たち怪獣の歌をやるんだ!」  私「えっ 怪獣の歌?」心の中で(「怪獣の歌」って何かしら?)とせわしく思考を巡らせていました。そのクラスの順番になりました。担任「なんて歌だっけ?」  子ども達「せかいじゅうの子どもたち!」  納得!  この子どもは「せ」と言う「怪獣」の子ども達の歌と思っているのです。加藤繁美先生(山梨大学教授)の著書「子どもと歩けばおもしろい」の中に書いてある通りの子どもの間違いでした。加藤先生がご自分のお子さんとの会話で子「お父さん どうして怪獣は笑うの?」「どうして怪獣は泣くの?」父「なんだってお前、それは怪獣だって嬉しいことや悲しい事があったんじゃない」が、彼はお父さんの単純な説明では納得できなく、更にしつこく質問を繰り返します。子「なんで、海は泣くの?」父「海は泣いたりしないでしょ」子「いや、泣くんだよ」「どうして海が泣くってわかるの?」「だって、幼稚園で歌っているんだもん」と自信に満ちたお子さんの答え。「ふーん、その歌、どんな歌なの?」で、子供さんが意気揚々と歌ってくれたのが次の歌だったのです。

  せかいじゅうの こどもたちが いちどに 笑ったら

  空も笑うだろう ラララ 海も 笑うだろう

 

  せかいじゅうの こどもたちが いちどに 泣いたら

  空も泣くだろう ラララ 海も 泣くだろう

       (新沢としひこ作詞 中川ひろたか作曲「世界中の子供たちが」

 

この大いなる誤解と誤りの世界に つい大きな声で笑ってしまいました。と、加藤先生は前述の

著書でお書きになっていらっしゃいます。そして、大人にしてみれば面白くて仕方がない世界が

毎日の様にくり返されて行きます。ともお書きになっています。目の前の青い鳥の子どもも同じに思っているのを、目の当たりにして、加藤先生の文がより一層身近に感じた事でした。お父さん、お母さんも「子どもと歩けばおもしろい」世界を発見して、子育てを楽しんで下さい。

 

 

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