桜の木の下で~春の自然の中で心を動かす姿~

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3月末から咲き始めた桜は4月当初には満開になり、 入園・進級当初で不安いっぱいの子どもたちの気持ちを 和らげてくれました。
「ママに会いたい」「おうちに帰りたい」と言って泣いていた年少さんも、教師と一緒に花びらを集め始めると「これ、ママにおみやげする」と言って、いつのまにか涙も止まって明るい表情に変わりました。
花びらの入ったビニール袋をぎゅっとにぎりしめ、大事そうに持って帰っていきました。
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年中さんは、風が吹くたびにヒラヒラ舞い落ちてくる花びらをみて、 「わ~雪みたいだぁ!!」 「きれ~い♪」 「もっともっと降ってこーい!」と歓声をあげて友だちと一緒に花びらを追いかける姿がありました。
友だちと一緒に、春の風が吹いてくるのを楽しみにしながら、春の自然を全身で感じていた子どもたちです。
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5月になり、桜の木はピンクから緑の豊かな葉に変わり、赤い実をつけました。
5月中旬にその実が落ちると、一生懸命拾って集め、砂のケーキの飾りにしたり、水の中に混ぜて「さくらジュース」にしてごっこ遊びをする姿が見られようになりました。
5月に入園したばかりの満3歳のお友だちが、「(赤い実)ない、ない」と困っていたところ、そばにいた年長さんが「こっちにあるよ」「私の見つけた実をあげるよ」と 優しく声をかけていました。
思いやりの心が育っている年長さん。 この年長さんの優しさを受けた満3歳のお友だちは、安心感や親しみを感じることのできたことでしょう。
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ピンク色だった桜の木は、日に日に緑が濃くなっていきます。 夏には暑い日差しを遮る木陰を作って、子どもたちを癒してくれることでしょう。 四季の移り変わりを身近に感じながら、今日も子どもたちは幼稚園の自然の中で思い切り遊び、心を動かしています。  
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